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私と彼の8日間
第23章 私と彼とすれ違い
「た、たどころくん?」
「泣くなよ。」
「え..?」
私はびっくりして身体を離した。
すると頬の涙の跡を指でなぞられる。
(な、なにを....)
「..あいつのために泣くなよ..」
「..田所くん?何いってるの?」
「さっきの聞いてたから。後追いかけたんだ....ここは..榊原を見かけた奴らに聞いた。..なぁ榊原....俺にしとけよ。」
「へ?」
訳がわからず戸惑っていると、またぐいと引き寄せられた。
そのまま顎を掴まれる。
「あ、あう、た、田所く..」
見上げると、私を見つめる二つの目と合う。
(..やばい..色々やばい....)
吸い込まれそうになり、心臓が高鳴る。
ゆっくり近づいてくる顔に、私は固まったまま動けなかった。
「泣くなよ。」
「え..?」
私はびっくりして身体を離した。
すると頬の涙の跡を指でなぞられる。
(な、なにを....)
「..あいつのために泣くなよ..」
「..田所くん?何いってるの?」
「さっきの聞いてたから。後追いかけたんだ....ここは..榊原を見かけた奴らに聞いた。..なぁ榊原....俺にしとけよ。」
「へ?」
訳がわからず戸惑っていると、またぐいと引き寄せられた。
そのまま顎を掴まれる。
「あ、あう、た、田所く..」
見上げると、私を見つめる二つの目と合う。
(..やばい..色々やばい....)
吸い込まれそうになり、心臓が高鳴る。
ゆっくり近づいてくる顔に、私は固まったまま動けなかった。