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私と彼の8日間
第24章 私と彼と新参者
「そ、それと榊原の何の関係が..」
未だに関係性と状況を把握できていない田所君は戸惑っている。
「俺ははっきり覚えてるよ..あいつ泣き叫んでよ..なのに榊原梓は何回も何回も..」
「そ、そんなこと知らなかったんだから仕方ねえだろ!それより虎狐女に喧嘩ふっかけて、仲間をリンチした夜虎女の方が..」
気丈に言い返しながらも、里が動揺しているのは明らかだった。
私も何もいえず、じっと颯太を見ていた。
「喧嘩のことは何も言わねぇよ..ヨリエだって納得していた..初めはな。けどリハビリしても動かない右腕に..段々自暴自棄になってた..」
「....」
颯太が顔を上げた。
「毎日喧嘩してた。動かない右腕で..それでこの前....やりあってた相手の持ってたナイフで刺しちまった。」
「!?」
「捕まったよ。もちろんな。相手は生きてる。けどな...この間、榊原梓が松田と歩いてる姿見て、意味わかんねぇって思った。」
未だに関係性と状況を把握できていない田所君は戸惑っている。
「俺ははっきり覚えてるよ..あいつ泣き叫んでよ..なのに榊原梓は何回も何回も..」
「そ、そんなこと知らなかったんだから仕方ねえだろ!それより虎狐女に喧嘩ふっかけて、仲間をリンチした夜虎女の方が..」
気丈に言い返しながらも、里が動揺しているのは明らかだった。
私も何もいえず、じっと颯太を見ていた。
「喧嘩のことは何も言わねぇよ..ヨリエだって納得していた..初めはな。けどリハビリしても動かない右腕に..段々自暴自棄になってた..」
「....」
颯太が顔を上げた。
「毎日喧嘩してた。動かない右腕で..それでこの前....やりあってた相手の持ってたナイフで刺しちまった。」
「!?」
「捕まったよ。もちろんな。相手は生きてる。けどな...この間、榊原梓が松田と歩いてる姿見て、意味わかんねぇって思った。」