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私と彼の8日間
第24章 私と彼と新参者
「梓大丈夫?!」

マサキ君が私の肩に触れた。
すうっと頭が冷えていくのがわかった。

「..だ..大丈夫....」

私が答えると田所君が言った。

「お前卑怯だろ!榊原の腹ばっかり..!」

「卑怯?」

その言葉に颯太の眉がつり上がった。

「卑怯....それはこっちのセリフだ。榊原梓の方が卑怯だろう..?」

(私の何が一体....)

「ヨリエはなぁ。右腕折られた上に何回もそこ殴られて..使えなくなったんだよ!」

「..!?」

私は驚いて言葉が出なかった。
肩に置いたマサキ君の手にギュッと力が入った。

(使えなくなった....あの時、確かヨリエの相手は私だった....)
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