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私と彼の8日間
第3章 2日目

「できるよね?梓なら。」

そういわれて泣きそうになりながら私は頭をふった。

(そんなの好きな人の前でできるわけないよ!)

「..ふーん..じゃあ僕帰る。バイバイ。」
そういって本当に鍵を開けようとする松田君に慌ててしがみついた。

「置いていかないで..」

すると振り返り、ニコっと笑った。

「じゃあシてくれるね?」

その言葉に私は頷くしかなかった。
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