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私と彼の8日間
第26章 私と彼と…
「ただいまー。」

「おじゃましま~すっ!!」

私はマサキ君の玄関で靴を脱いで挨拶した。

でも誰も出てこない。

「…息子の退院日忘れてんのか?」

マサキ君が苦笑いしながら言った。
私もとなりでクスクス笑いながらリビングに向かう。

すると、リビングがなにやら騒がしい。

マサキ君がドアの取っ手に手をかけたとき…

「もーう!超おいしいんですけど!なんですかこれ!」

私はお酒をあおってへらへらしている…

「お母さん!?何でここにいんの!?」

お母さんを見て、私は動きが止まった。
私たちに気づいて、お母さんとマサキ君ママとパパが振り返った。

「ああ~マサキ君退院おめでと~!」

マサキ君パパがフラフラニヤニヤして近づいてきた。

「げっ…酒臭い。」

マサキ君が眉をしかめるのにもかまわず、マサキ君パパが肩に手を回した。
私は慌てて酒をぐいぐい飲むお母さんのところに向かう。

「な、なにしてるの!どうしてここにいるの!?」

「なにって~お祝い~マサキ君のお母さんに誘われて~」

赤ら顔の母に私は額を押さえた。
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