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私と彼の8日間
第5章 4日目

二人で電車にのると、マサキ君はぐいぐい押し入り、扉の角に私を囲むように立った。

電車にはやはり海へ向かうためか、人でいっぱいだ。

「マサキ君、人いっぱいだね。」

「うん。ほら....窓の外見て?綺麗だね..」

私は言われるままマサキ君に背を向け窓を見た。

「あっほんとだ!ね、向こうに海も見え..っ..!?」

後ろからすっと腰に手を回された。

「ま、まさき君?」

「ん?..海、ちょっとだけ見えるね..」

「う、うん。」
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