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一生出られない鳥籠
第16章 16・榎琉・将紀Side
そして1週間後・・馨と柚羽音が来た・・

〔組長、若、お世話になりました。〕

[ごくろうさん。榎琉の補佐をして貰って助かったよ。おかげで孫に恵まれた。]

〔よろしゅうございました。若、ぐれぐれも三ヶ月は駄目ですからね。〕

『わかったよ。』

「・・馨、馨を犠牲にしちゃってまでごめんね。」

〔ふっ。構わねぇよ。燐人、燐玖を立派な若頭候補に育てろよ。これがおれに対しての恩返しにしろや。〕

「・・ッうん!わかった!頑張る!」

〈馨、行くぞ。荷物はスタッフが飛行機に運んだからな。〉

〔はい。柚羽音様。じゃな。〕

馨は目を柚羽音に見据えて背中を向けて帰っていった・・

『・・・運命受け入れてたんだな。』

「・・ねぇ、榎琉・・葱と萊に連絡した?」

『・・あ。怒ってるかな・・やべぇ。』

プルルッ・・

『あ。俺』

連絡遅かったですね・・・

『わりぃ・・』

馨からすべて聞きましたよ。

『あーそっか。』

榎琉はどーせ忘れてるから俺が報告するよってな

『馨のやつ・・・』

馨を犠牲にしたんですから、幸せにしてやって下さいよ。葱に変わります。

よう。おめでとう。俺の弟を犠牲にしたんだからな。

『わりぃな・・葱の弟を犠牲にしちまって・・』

しかたねぇよ。弟は運命は受け入れて柚羽音様の元に行くって言ってたからな。

『馨、瑞峰組の虎隆にも奴隷になるのか?』

ああ。虎隆とも電話で話した。大切にするってな。前の奴隷の虎羽は虎隆の友達の物になったからなんだとさ。そこへ将紀に見合い話が来た訳よ。それがお前が将紀を欲しいって言われたからな。将紀父は頭を抱えたんだが、俺の父が馨に話したんだよ。そしたら馨が三ヶ月だけ猶予を下さい。最後に女と別れます。って条件をつけたから、親父は認めたよ。三ヶ月後には女と別れた。で、雌豚は聞いただろ?

『ああ。馨からすべて聞いた。』

女と別れて3日後に柚羽音に会わせたんだ。したら、 柚羽音から条件を3つ言われたよ。でな。馨は逆らわずに柚羽音の足に跪いてキスしたよ。その後は俺達が見てる前でピアスつけられた。

『そうだったか・・馨には返しきれない恩だらけだな。』

まーな。馨は今日から瑞峰組に行くから、俺と萊は親父の代理で行って見届けるんだ。


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