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一生出られない鳥籠
第17章 17・雪美が調教過程を終え帰ってきた
柚羽音が馨の前に立ち、乳首に消毒をしてニードル針を右手に持った・・

『馨、両手を後ろ手にして動かすな。』

「はい。柚羽音様」

馨は目を瞑り、両手を後ろ手にした・・

左手が乳首を摘まんだ瞬間・・ニードル針が刺された・・

馨は痛みを堪え歯を食いしばった・・

ピアスをつけ終え・・柚羽音は薄笑いしながら馨にキスをした・・

『動かさずに歯を食いしばって耐えるなんていい子だね。』

「柚羽音様、ピアスをつけて頂いてありがとうございます。」

『うん。馨の廻りをうろうろしてる雌豚は処理させてもらうよ。』

「・・・菜摘ですか?」

『そう。その雌豚は調教して売り渡させて貰うよ。馨は俺の物だからね。』

「はい。柚羽音様」

『馨、沖縄には三ヶ月に1回いくけど2泊3日ホテルで俺に処女を捧げて貰うよ。いいね?』

「はい。」

柚羽音は馨の父に取引成立した旨を伝え、帰った・・

「ふぃーっ。乳首ピアス、痛いな・・」

『すまないな。』

「親父のせいじゃねぇよ。俺の意思で決めたんだから。」

〔馨、菜摘はいいのか?〕

「兄貴、俺の体は柚羽音様に捧げたんだ。菜摘は要らないよ。それに、柚羽音様が菜摘を処理されるしな・・」

〈将紀の代わりにあやまるよ。〉

「萊兄さん、謝罪は要らないよ!」

馨は服を着直して前を向いた・・・

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