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少し愛して
第14章 別れ
(1)
千佳と佑貴の関係が最近、特にギクシャクしてきた。
セックスレスもあり、お金の問題も絡んでいた。
八重が亡くなってから四十九日が終わったころだった。
千佳と佑貴は些細なことで喧嘩をしてしまった。
それは、お金のことだった。
まだ、その時も家計の財布の紐は佑貴が握っていた。
専業主婦を辞めて働きに出た時のお給料を家に入れなかった事で佑貴は腹を立てていたのである。
パートの給料である。
月に6~7万がいいところだ。
その少ない給料からも家にお金を入れろ。
と、佑貴は言ってきたのだ。
確かに、同棲していた頃は千佳もそれなりの収入があったので、家賃や光熱費、食費なども折半できた。
だが、パートで働くようになり少ない給料から家に入れるとなるとそれはできない話だった。
佑貴は千佳の化粧品を買うお金もくれなかったのだ。
佑貴は千佳が綺麗になることに余り興味がない様であった。
この頃の佑貴の毎月の給料は手取りで約45万だった。
その金額はボーナス無し、退職金無しの計算から出された金額だった。
佑貴の給料でも十分に生活できたのである。
尚も佑貴はこう話してくる。
千佳と佑貴の関係が最近、特にギクシャクしてきた。
セックスレスもあり、お金の問題も絡んでいた。
八重が亡くなってから四十九日が終わったころだった。
千佳と佑貴は些細なことで喧嘩をしてしまった。
それは、お金のことだった。
まだ、その時も家計の財布の紐は佑貴が握っていた。
専業主婦を辞めて働きに出た時のお給料を家に入れなかった事で佑貴は腹を立てていたのである。
パートの給料である。
月に6~7万がいいところだ。
その少ない給料からも家にお金を入れろ。
と、佑貴は言ってきたのだ。
確かに、同棲していた頃は千佳もそれなりの収入があったので、家賃や光熱費、食費なども折半できた。
だが、パートで働くようになり少ない給料から家に入れるとなるとそれはできない話だった。
佑貴は千佳の化粧品を買うお金もくれなかったのだ。
佑貴は千佳が綺麗になることに余り興味がない様であった。
この頃の佑貴の毎月の給料は手取りで約45万だった。
その金額はボーナス無し、退職金無しの計算から出された金額だった。
佑貴の給料でも十分に生活できたのである。
尚も佑貴はこう話してくる。