この作品は18歳未満閲覧禁止です

  • テキストサイズ
少し愛して
第14章  別れ

佑貴が塩釜から戻ってきた翌日。
千佳は佑貴に離婚届を差し出した。

「え?なに?」
「離婚届よ。サインしてハンコ押してね…」

佑貴はそれを聞くと黙ってしまった。
そして佑貴はこう言った。

「ちょっと1週間待ってくれないか…」
「分かったわ…」

こうして、離婚届は1週間保留にされた。
千佳はそのまま、離婚届はサインされずに終わるかと思っていた。

だが、1週間後、佑貴はサインをして離婚届を千佳に渡したのだ。
千佳は内心ホッとしていたが、複雑な気持ちだった。

その後、千佳は2匹の猫を連れて、二人が過ごしたマンションを出ていったのである。
同棲してから8年後の事であった。

千佳は離婚届を役所に出すとき、離婚届とは別に1枚の書類にサインしていた。
その書類とはこの先一生、福山姓を名乗る為の書類だった。

千佳は離婚した後でも福山姓を名乗っていたのである。

こうして二人は別れてしまったのだ。




/127ページ
無料で読める大人のケータイ官能小説とは?
無料で読める大人のケータイ官能小説は、ケータイやスマホ・パソコンから無料で気軽に読むことができるネット小説サイトです。
自分で書いた官能小説や体験談を簡単に公開、連載することができます。しおり機能やメッセージ機能など便利な機能も充実!
お気に入りの作品や作者を探して楽しんだり、自分が小説を公開してたくさんの人に読んでもらおう!

ケータイからアクセスしたい人は下のQRコードをスキャンしてね!!

スマートフォン対応!QRコード


公式Twitterあります

当サイトの公式Twitterもあります!
フォローよろしくお願いします。
>コチラから



TOPTOPへ