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少し愛して
第4章 同棲
「お客様、どうですか?」
「うん、とてもいいわ。福山くんはどう思う?」
「俺は、駐車場があればいいかな?」
「そうなの?」
それを聞いていた担当者はマンションのリビングの窓の直ぐ近くにある駐車場を管理している会社に電話してくれた。
何やら話している様である。
程なくすると担当者は電話を切った。
「お客様、駐車場は空いている様ですよ」
「じゃ、この部屋にしようか。福山くん」
「いいですよ、山崎さん」
「じゃ、この部屋借ります」
「ありがとうございます。では、事務所に戻り手続きをお願いします」
「分かりました」
そう言って、二人は物件を後にして不動産屋へと行ったのだ。
そこで、福山の名義で部屋を借りる手続きを取った。
先に千佳が引っ越すことになった。
その後、佑貴が引っ越すことになったのである。
佑貴が引っ越してきたのはこの年の12月だった。
こうして二人は同棲することになったのである。