この作品は18歳未満閲覧禁止です
- 小
- 中
- 大
- テキストサイズ
少し愛して
第4章 同棲
「あ、そうだったね。忘れてた…」
「何でもいいから早くウチに来て」
「分かった、直ぐにいくから待ってて…」
そう言うと電話は切れた。
不動産屋との内見の待ち合わせ時間は優に1時間は過ぎていたのである。
それでも、不動産屋は待っていてくれた。
佑貴が千佳の家にやってきた。
その足で二人は不動産屋に行った。
「遅れてすみません。内見お願いします」
「大丈夫ですよ。では行きましょうか」
そう言うと不動産屋の担当者が車を出してくれた。
それに乗り込む二人。
車は246を走って東急田園都市線の江田駅の交差点に来た。
その交差点を左折する。
そして、港北ニュータウンの方に走って行った。
程なくして大きな交差点が見えてきた。
その交差点の近くに物件はあったのだ。
駅から歩くと20分位かかるだろうか。
車から降りて内見の部屋まで行った。
部屋は203号室だった。
不動産屋がカギを開けてドアを開け二人を迎え入れた。
部屋の中はとても広くて綺麗だった。