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第2章 本性

「ちょっ、あのっ、、、」
「あ、靴は脱いで入ってね～ほらほら早く～」
「あっっ・・・・」

靴を脱いでる途中に手首を強く引っ張られ
玄関先で倒れ込む

「さてさてストーカーさん、念願の部屋に入れたね」
明かりがパッとつくとそこには壁一面写真が貼られていた

「な・・・にこれ・・・・」
状況が飲み込めず目を見開いたままゆっくりと部屋を見渡す
明らかに盗撮されている
帰宅途中や休日に友人と買い物している姿
部屋で着替えている姿まで

「何って写真だよ？ストーカーさんも俺の写真くらい持ってるでしょ？」
「・・・持ってない・・・」
「えーーーーーーストーカーするならまずは写真からでしょー」

やばいやばいやばいやばい
逃げなきゃ逃げなきゃ

カシャッ
「初めてのツーショットだね～」
写真を見返している隙に逃げようと玄関に向かうと何かにぶつかった

「やっやだっっっ！！」
「ひどいなぁ～身長も体重も全く同じに作ったのに」
「これ・・・・」
「あぁ、せっかくだから洋服や下着もね」
「・・・・・・」
「まだ着られるのに捨てるなんてもったいないよ～」

力が抜け座り込んでしまった
逃げたいのに体が言う事きかない・・・・
這ってでもとにかく外に

「捕まえた～」
背後から抱きしめられ体重をかけられてはもう動けない