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第5章 夫

シャワーを浴びてリビングに降りていく

コーヒーの香りがする

冷めちゃった・・・入れなおさなきゃね

ドアを開けると夫がコーヒーをカップに注いでいた




冷めちゃってるでしょ、入れ直すから



新しいの入れたところだよ、はい



珍しいー



普段何もしないから・・・・カップとソーサーが柄違いなのに笑ってしまう

ふたりソファでならんでコーヒーを飲む




ねえ、お昼はいいの？



うん、朝遅かったから大丈夫だよ



このあとは？会社？



うーん、激しい運動したら疲れたなあ、休もうかな



やだあ、もう。でも仕事は大丈夫？



なんとかなるさ、部下がいるし



カップを置くと夫はうーんと伸びをして横になり私の膝に頭をのせた