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第8章 波風

結局、仲人を引き受けることになった

たぶん、夫はやりたかったんだと思う・・・

迷っているようで多分決めていたんだと思う、

彼はそうゆう人だから・・・



仲人かあ・・・・

今どき仲人は何するんだろう

勉強しておかないと・・・

でも、私の、私達夫婦の年で仲人なんて・・・

もうちょっと年を取ってからのほうがふさわしい気がする

仲人のイメージって熟年とういうか人生のベテランというか

もっとふさわしい夫婦がするべきなのでは・・・

だいたい、子供がいない私たちでいいんだろうか・・・

色々なことが頭を巡り駆けめぐる



この気分のひとつをすっきりさせるためにもやっぱり堀さんに会いたい

あの日の続きを聞きたい

夫の女性、誰のことなのか・・・



でもとりあえず今日は書道教室に行かなければならない

朝食の片づけを済ませ、着替えをする

そういえば・・・・教室の森さんと約束、何の話だろうか

日にちを連絡します、といってそのままだった・・・

今日、謝らないといけない

あぁ、ちょうど一週間

ほんとあの日から調子が悪い・・・・

しっかりしなきゃ