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ふたりのおとこ
第8章 波風
夫がテレビから目を離さずに言った




仕事、したいの?
不満があるの?



不満は無いけど・・・
そうじゃなくて・・・




何で家にいられないの?家事だって立派な仕事だろう
うちのお袋はちゃんと主婦して家を守ってたよ
ナミのお母さんもそうだよね




うちのママは、お仕事もしてたわ



仕事って、
家で書道教室してたんだろう




でも、うちには子供もいるわけじゃないし・・・
家事を疎かにはしないわ




あのねぇ、ナミー



夫がテレビから視線を外し、私をみた




僕たちに子供がいないことで僕がどれぐらい大変か知ってる?
両親や親戚からいろいろ言われてるの、知らないよね
ナミが仕事してるって知ったら、きっともっと言われるよ
僕は良いんだよ、君のことで迷惑掛けられても
でも、君は言われたらどうするの、いいの?




・・・・





先に寝るよ、
と言って夫は二階に行ってしまった

目の前がグラグラして私はそのまま、ひとりになったソファーに横になった

迷惑ー

夫の身内が色々いっているのは何となく分かっていた

だけどー

体の奥から怒りが沸き上がってくる

迷惑、何故

何故そんな言葉・・・
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