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ふたりのおとこ
第9章 闇
眠れないまま、ソファーで夜を明かしてしまった
朝食の支度をしていると夫が起きた
そのまま無言で2人とも食事をして夫は出勤していった
ずっと、あんな風に思っていたんだ・・・
私の仕事のこと、それより
子供のこと・・・
ずっとあんな風に思っていたんだ、
私の問題、そんな風に・・・
でも、違う
絶対違う
子供のことは私のせいじゃない
奥さんのこと、もう女って感じしないって
いつもそう言ってるわよ、ご主人
何のとりえもない、つまんない女だって
抱いてもつまんない、抱く気にもならないって
そういって目の前の女は煙草の煙を吐き出した
彼女は麻木智子 元不倫相手だった
ある日、彼女から電話がかかってきた
ご主人の部下の麻木といいますが・・・
電話の声はとても美しい声だった
今日の午後、係長のことでご相談したいことがあるんです
お会いできませんか
朝食の支度をしていると夫が起きた
そのまま無言で2人とも食事をして夫は出勤していった
ずっと、あんな風に思っていたんだ・・・
私の仕事のこと、それより
子供のこと・・・
ずっとあんな風に思っていたんだ、
私の問題、そんな風に・・・
でも、違う
絶対違う
子供のことは私のせいじゃない
奥さんのこと、もう女って感じしないって
いつもそう言ってるわよ、ご主人
何のとりえもない、つまんない女だって
抱いてもつまんない、抱く気にもならないって
そういって目の前の女は煙草の煙を吐き出した
彼女は麻木智子 元不倫相手だった
ある日、彼女から電話がかかってきた
ご主人の部下の麻木といいますが・・・
電話の声はとても美しい声だった
今日の午後、係長のことでご相談したいことがあるんです
お会いできませんか