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【完結】ワンナイト・ドリーム
第1章 ワンナイト・ドリーム
急に酔いが覚めた。彼の頭の中は、すでに優記への欲望でいっぱいだ。普段、職場で親しくしている同僚に、よく知っているはずの女性に生々しい"女"を感じた。股間が熱い。熱く脈打っている。
見たこともない、想像したこともなかった優記の裸体が頭に浮かぶ。後ろを向いて服を脱いでいる優記。シャワーを浴びている優記。豊かな白い胸と下腹の翳り。しどけなくベッドに横たわる優記に、たまらずのしかかる自分が見えた。
だが…そうだ。そうだった。
明日は恋人と映画を見に行く約束をしていた。待ち合わせは十時だ。今日、どこかのホテルで優紀と一晩を過ごしてから自宅へ戻って…ああ、それは無理だ。どうしても時間が足りない。
くそう。
やっぱり今日は帰りましょうと彼が言う前に、俊介のためらいを察したらしい優紀が
「やっぱり、今日は帰ろうか」
つぶやくように言った。
見たこともない、想像したこともなかった優記の裸体が頭に浮かぶ。後ろを向いて服を脱いでいる優記。シャワーを浴びている優記。豊かな白い胸と下腹の翳り。しどけなくベッドに横たわる優記に、たまらずのしかかる自分が見えた。
だが…そうだ。そうだった。
明日は恋人と映画を見に行く約束をしていた。待ち合わせは十時だ。今日、どこかのホテルで優紀と一晩を過ごしてから自宅へ戻って…ああ、それは無理だ。どうしても時間が足りない。
くそう。
やっぱり今日は帰りましょうと彼が言う前に、俊介のためらいを察したらしい優紀が
「やっぱり、今日は帰ろうか」
つぶやくように言った。