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体育倉庫の狂宴~堕落する英語教師~
第17章 17
しかしながら――乳首に留まる彼の”左手”には、問題はないにせよ……――涼子はレンヤの”右手”に対しては、相当な不満を募らせていた。

               ☆☆☆☆☆

背筋や尻、脇腹や太股等に、”真珠”思わしき右手の指先を、”流れるように”滑らせるレンヤだったが、彼は涼子の秘部には――水着越しですらも――まだ一切の愛撫を与えていなかった。

               ☆☆☆☆☆

勿論、涼子はそんなレンヤの悪意的な思惑を、確信を持って推測し得ている。

(焦らしてるのね……?)

今に至るまでにも、涼子は何かに付けて、焦らされている。

レンヤから魅力的な行為を施される毎、焦らされている。

その都度、涼子はレンヤを恨んで、この期に及んでは“焦らす”レンヤには真剣な怒りすら抱くようになった始末だ。

だから今も、レンヤのキスと愛撫に悶えつつも――そのキスと愛撫が魅力的だからこそ――彼を真剣に、恨んでいた。

               ☆☆☆☆☆

レンヤのキスと愛撫は、今はまだ水着の中にある涼子の秘部を、悩ましいまでにジンジンと、疼かせた

(オっ、オマ×コが、熱い――ッ……今にも、燃えちゃいそう……)

いっそのこと、発火して燃え尽きてくれた方が楽なのではないか……などと涼子に思わせるくらいに、涼子の秘部は熱く、また当然のように愛液を垂らしていた。

それにも拘らず、涼子の秘部を悩ましいほどに疼かせている“張本人”が、その部分に全く愛撫を与えない。

涼子は自分が随分と“理不尽”な扱いを受けているような気すら、した。

               ☆☆☆☆☆

それからもしばらく、涼子はレンヤのキスと愛撫に悶えながら、“不条理”な扱いに耐えた。

耐えているうちにレンヤが――“一足飛び”に秘部の愛撫に移った訳ではないが――少なくとも“一歩”(涼子にしてみれば貴重な“一歩”だ)、現在進行中の行為を進めた。
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