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体育倉庫の狂宴~堕落する英語教師~
第17章 17
尤も、案外あっさりと舌を絡ませられれば、それはそれで“肩透かし”を喰らったようで、涼子は戸惑った。

戸惑った挙げ句――身構えていた自分の努力を無下にされたような気がして――右の乳首を転がされて零れる喘ぎの合間に、拗(す)ねたような声を挟んだ。

「あんっ――うぅんっ――“やぁぁん”っ―――あんっ―――あんっ――――」

それは二十六歳の女にしては、少々“幼稚過ぎる”感じの悲鳴だったが、涼子にしてみれば思わず“口走ってしまった”「やぁぁん」だった。

しかしレンヤはそれを誠実に(?)受け止めて、その上で涼子に――乳首に添えたままの唇で――こう尋ねた。

「もしかして、もっと焦らして欲しかった……?」

(別にそういう訳じゃない……そもそも“私は焦らされて喜ぶような女”じゃない……)

涼子は心の中でそう訴えてから、(尤も――)と思って、幾分の“敵意”とともに――継続されている右の乳首への愛撫に沿った喘ぎを交えながら――レンヤに言った。

「また――あん――“意地悪”されると――うんっ――思ってたけど、今度は――あんッ――とっても“優しい”――あん――のね……?――あんッ」

勿論、そこで用いた“優しい”に、涼子は多分の皮肉を込めた――が、レンヤはその“皮肉”に全く怯(ひる)む様子も見せない。

それどころか、涼子を一歩上回る“皮肉”と一緒に、実に恩着せがましい態度で、こう返した。

「心配しなくても、もう少し“焦らしてあげる”よ……」

「『もう少し』って……?」

涼子がそう聞き返すと、レンヤは答えた。

「涼子のオマ×コを可愛がるまで、もう少し“焦らしてあげる”……」

「やあぁぁッ!……」

涼子はまた、思わず悲鳴を上げた――悲鳴を上げながら、心中で訴えた。

(もう焦らさないで――私のオマ×コ、熱いの……燃えるように熱くて、ウズウズしてるの……だから今すぐ――今すぐ可愛がってッ!!)

               ☆☆☆☆☆

しかし結局のところ、涼子はそれからもまた”焦らされた”。

焦らされながら――レンヤによる『新しい形』での愛撫を、存分に堪能した。

右の乳首はレンヤの指先、左の乳首はレンヤの舌先による、二つの乳首への同時の愛撫である。
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