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体育倉庫の狂宴~堕落する英語教師~
第18章 18
涼子は――顔はレンヤに向けつつ、視線は根限り左に逸らした後に――細い声で言った。

「レンヤ君――わ、私――私の……」

と、そこで涼子は一瞬、悩んだ――秘部を指す言葉として“アソコ”と“オマ×コ”、果たしてどちらを使うべきか……??――しかし、“意地悪”なレンヤのことだ。

前者を用いても、すぐその後に訂正を求めてくるに違いない――そう確信した結果、涼子は後者を用いて、続けた。

「私のオマ×コ、とっても熱いの……」

実を言えばその直後、涼子は自分を褒めてやりたい気分だった――だって“オマ×コ”だなんて恥ずかしい言葉を、はっきり口に出来たのだから――でも、涼子は一つ、失態を犯していた。

レンヤが――乳首を転がしていた舌を一度止めて、涼子に聞き返した。

「『私の』……??」

直後、涼子は自身の間違いを悟った――使うべき所有格は『私の』じゃなくて、『涼子の』だ。

結局、涼子は危惧していたものとは別の理由で、訂正を求められることになった。

「涼子の……オマ×コ、とっても熱いの……」

特に驚くべきことではないのかも知れない――『涼子の』と口に出した時に感じた羞恥は、それに続けた『オマ×コ』と口にした時の羞恥に、匹敵した。

挙げ句、身悶えるような羞恥に、顔を火照らせながら――涼子は続けた。

「だから……」

涼子はまるで、初恋の人に想いを伝えるような心持ちで、レンヤに強請った。

「涼子のオマ×コ、可愛がっ――て……」

するとレンヤは、例の“意地悪”な笑みをふんだんに浮かべて、聞き返した。

「“乳首”じゃなくて……??」

「え……?」

何故にレンヤがそう聞き返したのか、その理由を涼子が分かったのは、その直後だった。

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