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第24章 ２４

時にレンヤは、大匙（さじ）のスプーンで掬（すく）ったアイスクリームが、すっかり溶けてしまうに十分な時間、涼子の肛門を舌先で突いた。

それに続いては、涼子の肛門にムチュゥゥゥゥ……吸い付き、次には小匙のスプーンで掬ったアイスクリームが溶ける位の間、また涼子の肛門を舌先で、激しく突いた。

それが終わると今一度――ムチュゥゥゥゥ……吸い付いて、そこで久々に彼は口を開いた。

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レンヤが――肛門に添えたままの唇で――囁いた。

「涼子……オレのキス、ちゃんと受け止めてくれたね……？」

然る後、レンヤは――やはり肛門に添えたままの唇で――件の甘い、甘い声で――涼子を褒めた。

「よく、頑張ったね……？」

全く、何処まで愚かなのだろう――と、涼子は自分に対して思う。

肛門を膨らませていたことを褒められて、ここまで喜ぶなんて――本当に、愚かだ。

しかし実のところ、涼子はレンヤの褒め言葉が、涙が出るほど嬉しかった。

その喜びを、レンヤがさらに倍増させる。

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レンヤは――涼子を褒めた後――その努力を労（ねぎら）うように、“優しい”舌遣いで、涼子の肛門を愛撫した。

肛門の窪みに落とした舌先をそっと跳ねさせて、そうやって“円形”の内側を軽やかに撫でる。

その次には――ちゅっ、ちゅっ、ちゅっ――と穏やかに吸い付き、それから――先程までとは違って――優しく、優しく舌先で、肛門を突いた。

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強烈な刺激の直後だから、なおさらなのかも、知れない――そんなレンヤの舌が伝える“優しい熱”は、涼子の肛門にじんわりと、染み入った。

「あぁんっ――おッ、“お尻の穴”が、溶けちゃい――そうッ、あんっ、あぅんっ……」

涼子はその感想を、正直に口に出した直後、自身の間違い―――『尻の穴』と言うべきところに“お”を付けてしまった――ことに気付いた。