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目覚めたのは 公園のベンチ
第28章 追われる 時
30分ほどして結月は起き上がり 浴室へ
浴室から出て和夫とビールを飲み話をしている時 ドアが・・・
強く叩かれてきた・・・・
扉を強く叩くノックの音に、和夫が扉を開けると
咲良と麻美が顔色を変え 部屋へと駆け込んできて
飯田さん 部長がさっき 藍田商事の社長とお話をしていて・・・
顔色を変えてホテルへ電話していました
私それを聞いて 慌てて来たんです
直ぐにお部屋に案内しますから 来てください
和夫は服を纏い咲良に連れられ 7階のツインの部屋へと 案内され
麻美と咲良が話を始めて来た
部長が 騙されたあの野郎と 怒って
直ぐに スウィートへホテルの従業員が来ると思ったんで
この部屋を 取ったんです 出張の方とかをお泊めしたりするので
電話で直ぐ お部屋取れますから
麻美が飯田さん此れをと セーターとウィッグを手渡され
和夫がセーターを 被ろうとした時
麻美が笑いながら 此れも付けてくださいと
深紅のブラジャーを渡された
「恵美のを 持って来たの」
和夫がブラジャーを付けると 咲良が浴室からタオルを持って来て
二つに切り畳んで ブラジャーの中に 押し込み
和夫はセーターと 麻美の差し出す Gパンを履き
薄いカーディガンを纏い ウイッグを付け
サングラスをかけ 鏡に映して見た
少し男っ気の有る 女性が鏡に映り 咲良が笑いながら
これで出ましょう 言うと 和夫の着て来た物を 大きな紙袋へ
靴と一緒に入れ 和夫に手渡して来た