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ひだまりのねこ
第3章 君の名は
(3)
この日は土曜日だった。
週末だったので雅人が優佳の家に遊びに来ていた。
だいぶ大きくなったクロちゃんを見て驚いている様であった。
雅人が話しかけてくる。
「優佳、黒猫随分大きくなったな」
「うん、もう約2か月よ」
「早いな…」
「今、とても可愛い盛りなのよ」
「そうだな、可愛いな。で、名前は何にしたんだ?」
「クロちゃんて名前にしたわ」
「えー?そのまんまじゃん?」
「だって、ジジとかって名前じゃイヤだったんだもん」
そう話すと二人は笑ってしまった。
次の日、優佳も仕事は休みだった。
不動産屋勤務で日曜日が休みだというのもおかしな話だが、面接した時に店長に水曜日以外の休みを日曜日にして欲しいと話してあったのである。
その希望が通って日曜日と水曜日が優佳の休日になったのだ。
一方、雅人の職業は鉄筋工だった。
休みは日曜日だけだった。
だから、優佳は日曜日を休みにして欲しいと店長に懇願したのだった。
そんないつもの週末は決まって二人はお酒を飲むのである。
つまみは雅人が作ったり、優佳が作ったりしていた。
この日は土曜日だった。
週末だったので雅人が優佳の家に遊びに来ていた。
だいぶ大きくなったクロちゃんを見て驚いている様であった。
雅人が話しかけてくる。
「優佳、黒猫随分大きくなったな」
「うん、もう約2か月よ」
「早いな…」
「今、とても可愛い盛りなのよ」
「そうだな、可愛いな。で、名前は何にしたんだ?」
「クロちゃんて名前にしたわ」
「えー?そのまんまじゃん?」
「だって、ジジとかって名前じゃイヤだったんだもん」
そう話すと二人は笑ってしまった。
次の日、優佳も仕事は休みだった。
不動産屋勤務で日曜日が休みだというのもおかしな話だが、面接した時に店長に水曜日以外の休みを日曜日にして欲しいと話してあったのである。
その希望が通って日曜日と水曜日が優佳の休日になったのだ。
一方、雅人の職業は鉄筋工だった。
休みは日曜日だけだった。
だから、優佳は日曜日を休みにして欲しいと店長に懇願したのだった。
そんないつもの週末は決まって二人はお酒を飲むのである。
つまみは雅人が作ったり、優佳が作ったりしていた。