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ひだまりのねこ
第4章 クリスマス
「ありがとう、雅人」
そう言うと席を立ち雅人をハグした。
雅人は照れくさそうだった。
尚も話始める。
「優佳にもプレゼントがあるんだけど…」
「え?私にも?私、雅人のプレゼント用意してないわ」
「俺のは別に構わないよ。いつもこうして飲ませてもらってるし」
「そう?何だか悪いわ」
「そんな事ないよ」
「ありがとう」
「はい、これが優佳のプレゼントだよ」
「嬉しい、開けていい?」
「うん、開けてみて」
優佳は小さな箱に掛かっているリボンを解いた。
その小さな箱からブレスレットが出てきたのだ。
ブレスレットはローズクォーツでできている様であった。
とても可愛らしいブレスだった。
「雅人、ありがとう、とても可愛いわ」
「気にいってくれた?」
「うん、気にいったわ」
「良かった」
優佳はとても嬉しかったのだ。
クロちゃんと、マルのベッドの事もそうだったが、自分のプレゼントも嬉しかった。