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ひだまりのねこ
第10章 嫌い①
(1)
月日は流れてクロちゃんは5歳になっていた。
人間の年齢にすると36歳くらいである。
もう、おじさんの域に入ってきた。
最近のクロちゃんはちょっとぷっくりと太っていた。
体重を測ると約6キロ近くあったのだ。
ちょっとした中年太りである。
そんなある日の事。
クロちゃんはおトイレを砂場ではしない子だった。
では、どこでおしっこをするかと思いきや、お風呂場でするのである。
優佳がちゃんと砂場のトイレを用意したのだが、クロちゃんはそれに見向きもせずお風呂場でするのだった。
お風呂場だけではなかった。
マルが使っている犬用のペットシーツにもおしっこをするのである。
お風呂場などでおしっこをしても後はシャワーで流してしまえばそれで良かった。
うんちの場合もトイレットペーパーで取りトイレに流せばそれで良かったのである。
どうやら、自分は犬だと思っている様だった。
そんな時だった。
クロちゃんはいつものようにお風呂場にいっておしっこをしようとしていた。
だが、なかなかおしっこが出ないのである。
何度も、何度も、お風呂場に行っては引き返してくる。
出そうで、出ない、そんな様子だった。
優佳は心配になりクロちゃんにこう言った。
月日は流れてクロちゃんは5歳になっていた。
人間の年齢にすると36歳くらいである。
もう、おじさんの域に入ってきた。
最近のクロちゃんはちょっとぷっくりと太っていた。
体重を測ると約6キロ近くあったのだ。
ちょっとした中年太りである。
そんなある日の事。
クロちゃんはおトイレを砂場ではしない子だった。
では、どこでおしっこをするかと思いきや、お風呂場でするのである。
優佳がちゃんと砂場のトイレを用意したのだが、クロちゃんはそれに見向きもせずお風呂場でするのだった。
お風呂場だけではなかった。
マルが使っている犬用のペットシーツにもおしっこをするのである。
お風呂場などでおしっこをしても後はシャワーで流してしまえばそれで良かった。
うんちの場合もトイレットペーパーで取りトイレに流せばそれで良かったのである。
どうやら、自分は犬だと思っている様だった。
そんな時だった。
クロちゃんはいつものようにお風呂場にいっておしっこをしようとしていた。
だが、なかなかおしっこが出ないのである。
何度も、何度も、お風呂場に行っては引き返してくる。
出そうで、出ない、そんな様子だった。
優佳は心配になりクロちゃんにこう言った。