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ひだまりのねこ
第15章 エピローグ
僕は優佳ちゃんにこう言ったんだ。
「(もう泣かないで。僕はいつも優佳ちゃんの傍にいるよ)」
でも、優佳ちゃんには聞こえないみたいだった。
優佳ちゃんはずっと泣いてた。
暫く僕は優佳ちゃんの部屋の天井の所で漂ってた。
そしたら、明るい光が見えてきたんだ。
その光の中にマルの姿を見つけた。
マルは何も言わずにニコニコと笑っていた。
僕はその光を見るととても懐かしくて幸せな気持ちになった。
マルが言うんだ。
「(虹の橋に行こうよ…)」
でも、僕は優佳ちゃんが心配だった。
マルにこう言った。
「(優佳ちゃんが心配だから行けないよ…)」
「(大丈夫よ。虹の橋で優佳ちゃんを守ってあげられるから)」
そうマルは言った。
僕はそれを聞いて安心したんだ。
僕は優佳ちゃんにこう言った。
「(優佳ちゃん、僕は優佳ちゃんの事をずっと守ってるからね。だから泣かないで)」
優佳ちゃんには聞こえないみたいだった。
僕はマルに手を引かれて光の所に上っていた。