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その日の呟き
第6章 私の夫
周りや子ども達からよく聞かれる。
「何であんな愛想の無い人と結婚したの?」
私の夫は無口でニコりともしない。出会いは両親が勝手に進めたお見合い。その時も私ばかりが話を振るばかりで彼は短く答えるだけ。何とも面白くない人だと無かった事にしようかと考えた反面、周りは殆どが既婚。その事を思い出し焦りで恋人らしいデートも重ねずにゴールインしてしまった。結婚式では周りがやっとかぁ、と祝福をしてくれるも私と彼の間に流れる空気はお通夜のそれ。急ぎ過ぎた、失敗したと思いながら式を終えたその日の夜。どうせセックスの方もぱっぱと終わるだろうと思って八つ当たりを添えて彼の上に乗ったのだが。
夫は性欲に関しては申し分無かった。性欲だけは。最初は私が上な事もあって丁度いい固さにまで勃ち上がったペニスを中へ収め、さぁ動こうとしたら思いっきり腰を掴まれ下から激しく突き上げられた。一突き一突きの力強さ、ペースを落とさない速度。あっさりと果て倒れそうになった私とさっさと上下を入れ替え正常位で。また先に私が果て、体を反転させられバックから…夫が何回目でイったのかなんて分からないまま気付けばカーテンの隙間から朝日が差し込んでいた。
子どもが出来ても夫は変わらない。子どもとの会話も夫は聞き手としてが通常運転だ。いつだったか子どもから
「お父さんって何で何も話さないの?」
と、少し不満気に言われたけど、すっかり慣れた私は苦笑いで話し下手なだけで聞き上手なのと答えておいた。そしてセックスは文句無しの花丸だ。
私から誘わないと乗らないと思っていたけど、これもまた意外にも夫から誘ってくる事もある。誘うと言うか、寝込みを襲うと言った方が正しい。
夫は多忙な仕事で帰って来る頃には私も子どもも寝ている。そんなある日。体を包む小波の様な快感に意識が浮上しかけ、下から上へと駆け抜けた激流で一気に覚醒した。
「ちょ、なんッ?!?」
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