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第5章 エスコート…？　＊

ののかの漏らす声を抑えさせる様にして
透真が喉に当てていた歯を
僅かに肌に食い込ませて来るから

傷みにも似たその感覚に
反応してののかの身体が跳ねる

純粋な快感でもない

だからと言ってただの苦痛でもない

その両方でありながらどちらでもない

その感覚の間で行き来して

その感覚に酔うと

クラクラと眩暈の様な

そんな感覚を憶える

グチュグチュと中を指を抽送させて
透真にかき混ぜられてしまえば
彼の指を私の愛液がズルズルに濡らし

それだけでは飽き足らずに
シーツに零れて染みて行くのを感じて居た

「あっ、んあぁ、はぁ、んやぁあぁんッ」

本能が震える感覚を感じる

彼の本能的な行動に呼応する様にして

自分の本能的な部分が引き出されて晒されて

刺激されて目覚める様なそんな感じ

目が醒める様な　鋭い快感…を呼び覚ます

「ののか…ッ、ののか…」

そんな声で　そんな顔をして　

そんな風に名前を呼ばれても…ッ

「んぁあ、透真…ッ、ん、ねぇ、来て？」

私にできる事なんて　これ位しか無いし

自分の中の本能を呼び覚まされて

熱を飼い慣らす事も出来ないのだから


「指じゃなくて、透真がいい…ッ」


奥底がジンジンと疼く
指で探られている場所に
もっと別の刺激が欲しいって

透真の出す熱が欲しいって

奥底から飢えて疼く様な感覚に
自分が我慢が出来なくなってしまって

透真にそうして欲しいと強請ってしまっていた

「まだ、ののかさ…
こっちでイってないじゃん…か」

そう繋がる前に中でイってないと
それを強請っているのに拒まれてしまって
自分の中の壁が　快感を強請る様にして
透真の指を締め上げているのを感じる


「んやぁあ、やっ…、違う…のッ
はぁ、…んんぅ、透真ぁ…ッ…、
透真が…いい、って言ってるのにッ」

「意地悪か？俺は。ののかが俺を欲しいって
求めてるのに、くれないから拗ねちゃってる？
ののか、可愛い…。…ならもっと…、
俺を欲しがるののかを、
俺としては、もっと…欲張っちゃって
堪能したい気分なんだけどなぁ～」

グチュグチュと膣の中の浅い部分の
腹側の壁のザラザラした部分を
中で曲げた指の腹で刺激をして来て

お腹の中にその快感が伝わって
広がって来るのを感じる

「んぁあぁ、はぁ、
あぁ、ん、あ、は、ああああぁあぁんッ」