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夫婦で妊活旅行に行く話
第7章 白浜の…夜は… *
雄のライオンが交尾の時に
雌のライオンの首を噛んでいる
その映像がののかの頭の中で浮かんでいて
「なるべく…そっと、…するから…
ねぇ、ののか、ちょっとだけ…良いでしょ?
跡が付かない…ぐらいにだけ…ッ」
「やぁっ、違っ、跡がどうとかじゃなくて、
そもそもっ、噛むのがダメな…んぁあ、
あぁあんっ、やぁ、あぁんっ、
んぁ、ダメッ、今ッ、そこ弄っちゃ…やっ」
肘を掴んでいた手を開放すると
片腕を身体に回して来て固定されて
もう片手でクリトリスを弄られて
強烈な快感を与えられている最中に
項に痛みが走るのを感じて
「…痛…ッ、…んあぁんっ、あぁっ」
「ののか、好きだっ…ののか、可愛い…」
ズンッと深く奥を抉る様に突かれて
「ふあぁあっ、んぁあんっ、あぁ、んッ」
そのまま 激しい抽送を繰り返されて
クリトリスも一緒に弄られて刺激されて
ギュウギュウと中を締めつけて
イってしまっていて
「んはぁ、んっ、んんっ
んっ、あぁ、ひゃぁあああああんンッ」
さっき 項を噛まれた事に対する
不満をこっちから訴える事も出来ずにいた
噛まれた場所にジンジンと
鈍く疼く様な熱と痛みを感じる
「…ぅ、ハァ…っ、ののか、可愛い。
可愛いな…、ののかは…。
ののか…、もっと…俺で感じてよ?」
「んんっ、やだぁ…、んんっ
も、ぅ、痛いのは要らない」
そう 不機嫌なオーラをののかが
放ちながらその目に涙を溜めつつ
不満全開で透真に対して言って来る
「さっき噛んだ所、痛かった?
これでも、一応加減はしたんだけど」
「嘘ッ、歯形…付けたクセにッ……やぁッ」
ちゅ…ぅ と自分がののかに
残した項の歯形の上に 透真が
愛おしむ様にしてキスをして来る
「どうしてもさ、自分の感情が
昂り過ぎて…抑えきれなくなっちゃてさ。
見える場所にも…、ののかの身体に
俺の跡をさ、残したくなっちゃったんだってば」
そう透真が言う
残したくなった…物は
支配欲とか所有欲とかを満たす印だ
自分が中に出した 見えない方の
その支配と所有の印は
ずっと中に留めて置けない物だから
「ののか…、ごめん…」
ちゅ…ぅ ちゅ…と
そのジンジンと疼く部分に
謝罪の言葉と共に
繰り返して落とされるキスが
同じ彼の口がする事なのかと
思ってしまう程に優しくて