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夫婦で妊活旅行に行く話
第2章 そうだ、和歌山へ行こう!
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結局…… あの後…
もう一回…透真に…あのままソファで
良い様に抱かれてしまって
その後…ちょっと…休憩して…今は…
夫婦で仲良く…バスタイムをしてるんだけど…ッ
こっちの頭を洗ってくれると
透真が言ったから
その言葉に甘えてみたんだけど
人の髪の毛で泡を立てまくって
さながらインド人もびっくりな
そんな頭にされてしまって居る
「もう…透真~、いつまで
人の頭でシャンプーしてるの?
遊んでないでさ、身体も洗ってさ。
一緒に…お風呂…入ろうよ~」
残念そうにまだ人の頭で
遊びたそうにしていた透真の手から
ののかがシャワーヘッドを奪い取ると
ジャアアアアッ…と頭の泡を
容赦なくシャワーで流してしまって
不満そうにしていた透真に
また今度させてあげるからとなだめて
全身を綺麗に洗ってスッキリした後は
一緒に…ぬるめの温度のお風呂に浸かる
「ねぇねぇ、ののか…。
…素晴らしい提案をしよう!」
どっかで聞いた事のある…提案をしようを
透真が誇張した様な物真似で言って来て
「何?急に…、私は鬼にはならないけど。
何か透真から、私に素晴らしい提案でもあるの?」
ネタで言って来たのか
本当に提案があるのか…
その真意を探ろうとそう尋ねてみる
「子作りの事なんだけどさ…」
「子作りじゃなくて、妊活ね」
「綺麗に言っただけだろ、それ。
要するに、中出しだ、中出し…っ」
「で…、その…子作りがどうかしたの?」
「もう、今月は…そうなる時期も
過ぎちゃってるしさ、本格的にするのって
来月からになる訳でしょ?だからさ、
来月って、ののかの誕生日だしさ…。
妊娠しちゃったらさ、旅行とかも
今までみたいに行けないだろうからさ…」
「それって…、もしかして
来月は私の誕生日だから…、
妊活旅行…しに行かないかってご提案?」
ふふん…と偉そうにしながら
透真が湯船の中でふんぞり返って居て
「どう?俺…ナイスじゃない?
どうどう?素晴らしい提案じゃない?」
あ~ もう これは
俺がした…提案を素晴らしいと褒めろと…
そんなオーラが全開で出ていて
まぁ…今からなら…有休の申請も何とかなるし…
偶には…こんな…旦那さんの
突拍子もない提案に乗るのも…悪くない…かなって
「でも…どこに行くとか…候補あるの?」