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夫婦で妊活旅行に行く話
第2章 そうだ、和歌山へ行こう!
妊活旅行に…行くのはいいけど…
どこに行くのか考えてるのかと
ののかが透真に尋ねると
ジッと…こっちが透真の顔を
見つめていた視線を
すぅ~っと逸らせる様にして
透真が明後日の方向を向いてるから
そこまで…考えもなしに…
何となくの思い付きで
透真は言って来たんだなとは思ったけど
割と…透真は昔から
有り余るほどの行動力はあるから
思い立ったが吉日の
思いつきだけの行動で
全部…済ませて
やり終えてしまうタイプでもある
「う~ん、そうだなぁ。
県内はいつでも行けるからパスだな。
大阪、京都も…近すぎるから
旅行した感が無いしな~どうせなら…。
広島の宮島とか…、四国とかでもいいけど」
「要する…に、透真的には…。
ちょっと…近いけど遠目の場所が良いって事ね。
だったら、和歌山とか、三重はどう?」
後ろから…人のおっぱいを揉みながら
透真がどこがいいか思案している様で
「ののか的には…、どこが良いとかある?
何か前に…、一緒にYouTubeで観ててさ、
ののかがさ、何か、どこだったっけ?
行きたいって言ってた所無かったっけ?
ほら、あれ、発泡スチロールで出来たホテル?
テントみたいな、白いのが沢山並んでる…」
「ああ、もしかして、
白浜にある…とれとれヴィレッジの事?
前に一緒にYouTubeで観てた所だったら、
そこの事だと…思う…けど…?んっ、もうっ
おっぱいの先…弄っちゃ…やっ、…ん」
結局…そのまま…
バスルームで後ろから…透真に抱かれてしまって
こんな夏場に…長風呂してしまって
のぼせてしまったみたいになって
しばらく…頭が痛かったんだけど…
こっちが涼しいエアコンの効いたリビングで
扇風機を独占して冷たい水を飲んで
身体をクールダウンしていると
透真が部屋から自分のタブレットパソコンを持って来て
和歌山県の白浜にある
とれとれヴィレッジのHPを開いて見せて来て
「ここでしょ?前にののかが言ってたホテル。
沖縄とかでも行けるけどさ…、9月は
台風のシーズンだしさ、もし台風と
ブッキングしたら、帰って来れなくなるしさ。
自分達で車で行って…帰って来れる場所だし」
「そう言えば…、透真はさ
白浜は行った事あるの?」
「うーん、アドベンチャーワールドに
1回…家族旅行で小学生の時に
連れてってもらった…ぐらい?」