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夫婦で妊活旅行に行く話
第3章 部屋に着いたら…? *

「ねぇ、透真、寝ちゃった?」

小さな声で自分の隣のベッドの透真に
ののかが声を掛けると

「どうしたの?ののか。
眠れない?3回じゃしたりなかった?」


したりないと言われてドキッとした

元々 透真はあっちがタフと言うか

回数が普通にできる人だから



それこそ 付き合い始めのあの頃は

それが原因で 歴代の彼女さん達と

別れたりしてたらしいから

こっちに彼も遠慮してたらしく

1回だけの事が多くて 

偶に2回するって感じだったけど

透真との交際が1年を過ぎる頃には

2回 3回ぐらいがいつも通りに

それが次第になって居て

同棲する頃には 4回とかたまに5回とかに

なっては居たんだけど

結婚してからは 5回とかたまに

それこそ この前の出張の前みたいに

6回とかになってたから

昨日の4回も 時間が空いてたから

ちょっと落ち着かない感じだったけど


今も今で 3回だけって

そんな風に思ってる自分が居て


「その…っ、もしさ
私がしたりない…、って言ったら?」


無駄撃ち??しない方が……って
こっちが言って置いて…申し訳ないとは
そんな風にののかは思いつつも

妊活サイトで見たんだけど

回数し過ぎたりとか 連日でしたりしたら

精液の中の精子減っちゃうらしいんだけど


「ねぇ、そう言えばさ、
透真はさ…、何回まで出来るの?」

「ん?どうだろ?流石に…6回して置いて
それ以上、悪いかなって、遠慮してたし、
試した事、無いから分からないけど…試す?」

透真の…自分が…何回まで出来るのかの
限界は知らない様な言い方をして言って来て

「いやっ、試すんだったら、明日で…っ」

「じゃあ、明日ならいいの?ののか」


透真がいつの間にかソファから
こっちに移動をして来て
上からこちらを見下ろして来て

にっと笑顔を浮かべて居たから

ベットの頭元に置いてた

透真の誕生日にプレゼントした 

ディーゼルの腕時計の針は

0時を過ぎた場所を指していて


「もう、今日になってるよ?ののか
今して、また、朝にえっちする?」

「んっ、はっ、ん、透真……ッ」

スリッと下腹部を透真が撫でて来て


「ちゃんと、出来るといいね、
俺と、ののかの赤ちゃん」

「そっ、それは、今して今分からないから」


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