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夫婦で妊活旅行に行く話
第4章 白浜観光をしよう! ①
それは…30代40代の
私に対して 透真は何を期待して…
夫婦でしけこもうと思ってるんだか…
「さぁ、透真、パンダも見たんだし。
拝んだ事だし、サファリゾーン行こうよ?」
そう言ってパンダの方に
ののかが背中を向けて
来た方へと戻り始める
返事をするつもりにもならなかったけど
前にも透真が私に
私が30代 40代になる頃が
楽しみだと言ってた事があって…
透真って熟女が好きなのかなって
思ってたけど…そう言う意味だったのか…
らしいと言えば…彼らしい
非常にブレないご回答だけどさ…
若い女の子が好きだと言われても
正直イライラしそうだけど
熟女が好きだと言われても
それはそれで微妙な気分になるな
透真が追いついて来て
「無視しなくても良いじゃんっ、
なぁなぁ、ののかさぁ、俺の事、
勘違いしてるんじゃない?
俺は別に、熟女フェチって訳じゃないし。
誤解があるんだったら、言って置くけど、
今のののかもいいけどさ、
10年後、20年後のののかも
楽しみだって言ってるだけだからな?」
私がおばさんになってもじゃないけど
透真は若い子が好きじゃないから
あの歌詞には当てはまらないか
「それは、私の性欲がその辺りが
一番ピークになるからって言う意味だよね?」
「年齢を重ねて、経験を積むほどに
熟成されて、洗練されて行くんじゃん、
それが、10年20年積み重なると
考えてみればさぁ、楽しみにもなるって」
あ もう ダメだな この人
私の旦那さんだけど
いや もう らしいけど ダメだな
なんか色々と救いようがない気がして来た
でも…それが…透真か…って思うと
まぁ…安定しててブレない気もして来たな…
「でも、20年後なんてさ
私、46だよ?それなりに熟れたさ、
いい歳した、おばさんじゃない?」
「ん?それがどうかしたの?
俺とののかとは同級生なんだから、俺も
同じ年齢のオッサンになるだけじゃん。
オッサンとオバサンで、楽しく
セックスしてる夫婦とか、マジ最高じゃん」
スッとそっぽを向いたままで
ののかが透真の方に手を差し出して来て
透真が差し出されたその手を握った
「でも、子供がある程度大きくなっても
デートしたり、えっちな事したりしてる
仲良しな夫婦になるのも、悪く無いかもね?」
「だろ?」