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アウスペック図書館の奇妙な住人 seasonⅠ
第2章 殺人レシピ
誰かに借りてきてほしいと頼まれて殺された……。
 しかし、彼女の素性はよく分からないんですよ。
 近所の住人の話しでは、お付き合いしている男性の姿を見かけた人はいません。
 仕事先や家族にもそのことを一切話した形跡しらありません。それに、今の話しを考慮すると彼女は自分の素性を知られたくなかった形跡がありますね?
 なぜですか?根拠は?
 メガネですよ。伊達メガネ。
 普通なら、伊達メガネなんてかけません。
 自分を知られたくなかった。
 もしくは……。
 もしくは?なんですか?
 誰かに意図的に素性を知られないように言われたか。
 なるほど……。それはありますね。
 もう少し調べてみないと分かりませんけどね。
 貸し出し履歴を調べてもらえますか?
 ええ……。エマは貸し出し履歴を調べにカウンターに向かった。
 ところで、マイケル君。その殺人レシピとはどんな内容なんだい?
 殺人レシピですか?さあ、知りませんよ。
 僕は興味ないし。
 君ねえ……仮にも図書館の職員だよね?それくらいは把握しとかないと。
 そんなこと言われてもですよ、この図書の莫大な量を見てくださいよ。
 スティーブは図書館を見渡すと、その量の多さに圧倒された。
 確かに、言われてみると。凄い量だね、こりゃ。
 そこへエマが戻ってきた。
 ジェニファーさんは、1週間前に借りられてます。
 1週間……。何か事件の解決になればいいが。
 ちょっと、殺人レシピは署のほうでお預かりします。
 お忙しいところ協力に感謝します。それじゃあ、何か分かったら連絡ください。
 殺人レシピねえ……。どんな内容なのかしら?
 その本なら知ってるよ。
 マイクがやってきた。
 あら?今日は遅いじゃない。お弁当ならないわよ。
 ええ!いつも楽しみにしてるのによ。
 わたしはあなたの恋人でもお母さんでもないの。それで?殺人レシピって、どんな本なの?小説かしら?
 いや、それが問題なんだよ。
 殺人レシピというタイトルそのままなんだよ
 人を殺すためのことが書いてあるんだよ。それもありとあらゆる。
 なんですって?じゃあ、ジェニファーさんは誰かを殺そうと思って借りたけど、逆上されて殺されたんじゃないのかしら?
 一般的にそれが妥当な理由だろうな。
 でもあまり人付き合いのない人みたいだし、自殺じゃないのか?
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