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未熟の淫情
第1章 新たなる試み
「ねぇ…美紀さん、どうします?また女性から問い合わせのメールが届いてますけど…
今の状況で、新規の依頼を受け挿れるのは、ちょっと厳しくありません?」
「う~ん…そうね…確かにこんな次から次と勃て続けにこられても、
流石に手が回らないし、コッチの身も持たないわね…」
嬉しい悲鳴とは言わないが、美紀が頭を悩ませる…
近頃、美紀達が主催する会員制スワッピングクラブには、
寝取られ性癖の男達や、スワッピングに興味を惹かれた
好奇心旺盛なカップルばかりではなく、
産後、セックスレスやEDとなり、苦悩している夫婦や、
パートナーとのセックスにマンゾクできず、
一度も中イキの経験がない女性からの悲痛な問合わせが
多く舞い込む様になっていた…
今や男女平等が当たり前として言われる世の中となり、
女性の社会進出が勢いを増すことで
仕事と家事に追われた女性のストレスが
溜まり易くなっているのが影響しているらしい…
こうした時代の流れに伴い、女性が癒しを求めた
女性向け風俗が爆発的に台頭していることや、
LGBTといった性に関する多様性が頻繁に
取り沙汰される様になったのも要因の一つなのだろう…
美紀も又、欲求不満となった女性のニーズに応える為、
自身が主催する会員制のスワッピングクラブを
女性がセックスを愉しみ、女の悦びを知る場として、
新たにリニューアルしていこうと考えていた…
(…でも、現状…今いる私達3人だけじゃ、どうヤッたって、頭数が足りないし…
ソレに、直人に関しては…もうこの先、そんなに長くは続けてイケないだろうし…)
旦那である直人が幾ら精力絶倫の男であるとはいえ、
齢50となった今、流石に体力にも衰えが見え、
一番肝心なアソコの勃ち具合も悪くなり始めている…
もう以前の様に、一晩に何発でも…とはイカなかった…
毎回、限界ギリギリの処でヤッている老体に鞭打ち、射精管理しながら、
たった独りで、全ての女性を相手に満足させるというのは、甚だ無理がある話だろう…
(…やっぱり、女性に本当のセックスの悦びを知って貰うには、幾ら出しても
直ぐに勃ち上がってくれて、精神的にも我慢強い男の人が何人かいなきゃイケないわよね)
性欲の溜まった女の心と身体をきちんと気持ち良くイカせてあげる為には、
若くてイキのイイ強靭な精神力の男が必要不可欠だったのである…