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未熟の淫情
第2章 初心なオトコの性事情
「…マ、マサキと言います…」
オドオドと最初に口を開いた一番左の内気そうな男は、歳が30才
見た目、顔がイイということもないが、悪いという訳でもなく、体型に関しても中肉中背
眼鏡をかけた真面目そうで、ドコにでもいそうなサラリーマン風の普通のオジサンだった…
聞けば、男兄弟で男子校だった所為か、年頃の女性に対しての免疫がまるでなく、
自分から話し掛けることも苦手で、これまで女性と付き合った経験が一度もないらしい…
今のままでは一生童貞を捨てられないと思い悩み、
今回、勇気を振り搾って応募に踏み切ったという…
「…タケルって言います…」
真ん中の短髪でワイルドに見える男は、歳が24才
身長が180cm程ある体育会系の逞しい体つきをしたモテそうなタイプの好青年だった…
高校三年の冬、部活のマネジャーだった一つ下の後輩とイイ雰囲気になり、
セックスに及ぼうとしたらしいが…
相手の女性は既に処女ではなく、ある程度経験も積んでいたのだろう…
『…ス、スゴィ…先輩のココ…もうこんなに勃って、ガチガチに硬くなってる…』
『アッ!…そ、そんな風に弄られたら…ダッ、ダメだってッ!アアアッ!』
あまりの緊張と昂奮で、彼女にパンツの上から撫でられただけで早々と暴発してしまい…
『エッ!まっ、待って…まだ直接触ってないのに…まさか、パンツの中に出ちゃったの?
フフッ…やっぱ童貞って、こんなに早いんですね…そんなに溜まってたんですか?』
「…」
この時、年下の女性に揶揄された何気ない一言が心の深い傷となり、
ずっと童貞を捨てられないまま、今日に至るまで引き摺っているらしい…
セラピストとしてセックスについて真剣に学び、男としての自信をつけ、
トラウマを払拭したいという…
「…カ、カズマです…」
最後、一番右の純情そうな優男は、歳が18才 高校を卒業したばかりの初々しさが残る
爽やかなジャニーズ系のルックスをした中世的なイケメンだった…
ココにいる6人の中で、一番年下だからか…将又、他に何か疚しい事でもあるからなのか…
緊張というよりかは、必要以上に周りの目を気にし、美紀達に恐れをなしている様に映る…
両親の離婚により、母子家庭らしく、母を楽にする為にも、自分が早く働いて、
お金を稼がなくてはイケないというのが建前の話らしいが、果たして…