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未熟の淫情
第2章 初心なオトコの性事情

 「…解りました…では、私の方から二、三質問させて貰いますので、
皆さんは恥ずかしがったり、ウソをついたりしないで、全て正直に答えて下さい」

前もって美紀に念を挿れられると、場の空気が一気に張り詰める…

 「まず、マサキさんから精力絶倫だと思う理由を教えて頂いて宜しいでしょうか?」

 「えっ…は、はい…えっと…そうですね…あ、あの…凄くお恥ずかしい話なんですが…
この歳になっても全然性欲が衰えることがなくて…ほぼ毎日独りで…シ、シテいまして…」

他人にはあまり知られたくない性事情を、マサキが伏し目がちに皆の前で自白したが…

 「あのマサキさん…すいませんが、たった今、忠告したばかりですよ…
そうやって恥ずかしがっていたのでは、例えセラピストになることが出来たとしても、
女性と上手くコミュニケーションを取る事ができませんから、
ちゃんと私の目を見てハッキリと主語を口に出して下さい…
マサキさんが毎日独りでシテいるというのは、オナニーのことですか?」

 「エッ…は、はい…そうです…オ、オナニーのことです…」

まるで、教育係が新人を躾ける様に、美紀に厳しい口調で窘められると、
マサキは蛇に睨まれた蛙の様に、慌てて顔を上げ、思わず淫語を口走っていた…

 「別に30歳の男性が毎日シコシコとセンズリに精を出すというのは、
全然恥ずかしいことではないですし…寧ろ、絶倫だと自覚のない方でも
毎日抜いている男性は普通に沢山いらっしゃると思いますよ」

 (エッ…今…確かに…彼女の口から…セッ、センズリって…)

上品な美紀の口から平然と飛び出てきた『センズリ』という下品な男性用語に、
男達は皆、面を喰らい、ドギマギしてしまう…

 「それにマサキさんより年上になるアラフォーの私だって、この歳になっても
セックスとは別に、毎日欠かさずオナニーしてますから…」

 (なっ!…こ、こんな才色兼備の美魔女が…毎日オナニーしてるなんて…)

女の身体というのは、何度もオナニーを重ねてイクことで開発され、感度が増し、
より美しく、色気が磨き抜かれていくらしいが…美紀を見れば、見事に体現されている…

男達の脳裏に美紀がオナニーに興じ、はしたない喘ぎ声を上げながら、
イッてる姿が想い描かれると…イチモツがピクピクと脈打ち、
早くもパンツの中でこんもりと盛り上がりを魅せ始めていた…
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