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最高の女
第1章 失踪した青年
この日記は二年前に行方不明になったある青年のパソコンに残されていたものである。彼はある日、愛車に乗って出かけたまま帰ってこなかった。
青年の部屋に残されたパソコンには、テキストデータのほかに、スマートフォンのカメラで撮ったと思われる一枚の写真が残されていた。
そこには青年の愛車と思われるシボレー・コルベットと、そのボンネットにもたれかかった青年自身、そして青年の後ろから首に腕を回して肩から顔をのぞかせている妖艶な美女が写っている。
だが誰が見ても、愛車に寄りかかって立っている青年と車との間には人が立てるスペースはない。青年の後ろに写っている美女は車のボンネットの上に乗っているのだろうか。
日記に登場する、青年が愛車を購入したカーショップであるが、警察の調べによると、店の社長はそんな青年など知らないと答えたそうである。ただ売り上げ記録には、仕入れた覚えのないシボレー・コルベットがあったそうだ。
以下は失踪したその青年の日記である。不可解な内容であるが、親族の許可を得た上で原文のまま掲載する。
読み終えた後、どのように解釈されるかは読者の皆様の自由であろう。
青年の部屋に残されたパソコンには、テキストデータのほかに、スマートフォンのカメラで撮ったと思われる一枚の写真が残されていた。
そこには青年の愛車と思われるシボレー・コルベットと、そのボンネットにもたれかかった青年自身、そして青年の後ろから首に腕を回して肩から顔をのぞかせている妖艶な美女が写っている。
だが誰が見ても、愛車に寄りかかって立っている青年と車との間には人が立てるスペースはない。青年の後ろに写っている美女は車のボンネットの上に乗っているのだろうか。
日記に登場する、青年が愛車を購入したカーショップであるが、警察の調べによると、店の社長はそんな青年など知らないと答えたそうである。ただ売り上げ記録には、仕入れた覚えのないシボレー・コルベットがあったそうだ。
以下は失踪したその青年の日記である。不可解な内容であるが、親族の許可を得た上で原文のまま掲載する。
読み終えた後、どのように解釈されるかは読者の皆様の自由であろう。