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父子の夜
第11章 繋がる赤い糸
それは、雄平が落ちつきを取り戻し、結合部へと意識を集中させた事で解った事があるからだ。
少しは拡張されたはずの雄平のアナルでさえ、身動きが取れない程キツキツで、
ギュゥゥ~…と、亀頭を締めあげてくる。
これ以上進むには相当な力を込めて押し入れなければならない。
それなのに、あの夜、
鉄平は剛直な肉棒を中程まで挿入したのだ。
開発も何もしていない幼い雄平のアナルに……。
正気を失う事の恐ろしさが解った。
雄平が、どんなに恐怖を感じていたのか少しは理解できたのだ。
「雄平……ごめんなぁ……」
情けない鉄平の声に、雄平は顔を上げる。そしてニッコリ笑った。
「父ちゃん…ボク…大丈夫だよっ……」
「ゆうへ…いぃ…オマエはなんて……」
優しくて、強いんだ……。
それを改めて痛感し、貪るようなキスをする。愛しくてたまらない。