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さよならから始まる恋物語【Love story】~雪の女王~
第4章 SideⅣ(沙絢)~雪の女王~
泣きじゃくる沙絢を見て、光樹は溜息をついた。
「俺のために泣いてくれるのは嬉しいけど、やっぱ、話さない方が良かったかな」
「そんなことない。苛めを受けたって聞いてただけだから、そこまで深刻だとは思わなくて愕いただけ。話しにくいことを話してくれたのね。ありがとう」
「お前に自分のことを知って欲しいという俺の自己満足のために話したんだよ。礼なんか言われると、かえって俺の方がやり切れなくなる」
「俺のために泣いてくれるのは嬉しいけど、やっぱ、話さない方が良かったかな」
「そんなことない。苛めを受けたって聞いてただけだから、そこまで深刻だとは思わなくて愕いただけ。話しにくいことを話してくれたのね。ありがとう」
「お前に自分のことを知って欲しいという俺の自己満足のために話したんだよ。礼なんか言われると、かえって俺の方がやり切れなくなる」