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Call Girl
第4章 Call 4
(1)指名
季節は徐々に寒さを増していった。
藤堂は佳穂の不正出血の話を聞いてからずっと気になっていた。
佳穂はちゃんと婦人科に行っただろうか。
そんな事を考えている時だった。
藤堂の仕事で使っている携帯が鳴ったのだ。
「はい、クラブプリマヴェーラです」
「あぁ、女の子を指名したいのだが、いいかい?」
「はい、どちらの女性でしょうか?」
「佳穂という子がいいんだが…」
この時藤堂はこの客は断ろうと思った。
佳穂の病気が気になっていたからだ。
確かにまだ子宮頸がんであるという証拠はない。
だが、これ以上働かせるのは無理だと思っていた。
「大変申し訳ありませんが、その女性はただ今休職中ですので指名はお受けできません」
「なんだい、それは!!だったら写真なんか載せないでくれないか!!」
その指名してきた客は激怒して電話を切った。
確かにそうなのだ。
早くネットの写真を消せばよかったのだ。
藤堂は電話を切るとパソコンの前に座った。
そして、佳穂のモザイクが掛かっている写真を削除したのだ。
これで、新たに指名してくる男はいないだろう。
そう藤堂は思っていた。
季節は徐々に寒さを増していった。
藤堂は佳穂の不正出血の話を聞いてからずっと気になっていた。
佳穂はちゃんと婦人科に行っただろうか。
そんな事を考えている時だった。
藤堂の仕事で使っている携帯が鳴ったのだ。
「はい、クラブプリマヴェーラです」
「あぁ、女の子を指名したいのだが、いいかい?」
「はい、どちらの女性でしょうか?」
「佳穂という子がいいんだが…」
この時藤堂はこの客は断ろうと思った。
佳穂の病気が気になっていたからだ。
確かにまだ子宮頸がんであるという証拠はない。
だが、これ以上働かせるのは無理だと思っていた。
「大変申し訳ありませんが、その女性はただ今休職中ですので指名はお受けできません」
「なんだい、それは!!だったら写真なんか載せないでくれないか!!」
その指名してきた客は激怒して電話を切った。
確かにそうなのだ。
早くネットの写真を消せばよかったのだ。
藤堂は電話を切るとパソコンの前に座った。
そして、佳穂のモザイクが掛かっている写真を削除したのだ。
これで、新たに指名してくる男はいないだろう。
そう藤堂は思っていた。