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Call Girl
第4章 Call 4
佳穂はその花束を持ち微笑みながらこう言った。
「皆さん、ありがとうございます。今日は来てくださってありがとう。私、嬉しいわ」
その言葉の後、拍手が鳴り響いた。
佳穂は純白のウェディングドレスを着た。
その姿は光輝き佳穂の美しさを倍増させていた。
やはり、ウェディングドレスは白が一番美しいと伊藤は思っていた。
伊藤はグレーのタキシードを着た。
そして、二人はカメラの前で写真を撮ったのである。
その写真は幸せに満ち溢れていた。
その後、友人、知人、藤堂と一緒に記念撮影をした。
その写真は今でも二人のリビングのサイドボードに結婚写真と共に飾られている。
こうして、佳穂のコールガールとしての人生は幕を閉じた。
桜の花は咲き乱れ、二人のこれからの人生を祝福している様であった。
(終わり)