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おとなの女性の為のえっちな恋愛カタログ
第7章 カタログ NO 5 秘密の個人授業 後編
そう姉のゆいかに誘われて
その近くにあったヨーヨー釣りをして
釣れても釣れなくても2つ貰えるらしく
白と赤のヨーヨーを貰った
こっちが終わる頃には
あっちも終わって居たらしく
私の手にあるヨーヨーが
気になって居る様子だった獅堂に
彼に合いそうな赤いヨーヨーを渡した
「物欲しそうに、見えましたか?俺」
「ああ、見えた。違ったか?」
若葉の手から受け取った
ヨーヨーを自分の指にはめて
獅堂が手でヨーヨーを数回つくと
「まぁ、1つあれば十分だからな」
「先生と、お揃いですね」
「なぁ、獅堂も先生もさ。
次は皆でスマートボールしようぜ?」
そう石黒が声を掛けて来て
皆で間隔を開けて設置された
スマートボールの台で
これなら男女も関係なく
勝負が出来ると石黒が持ち掛けて来て
「この球が溝に入ればいいのか」
「一列、揃えばいいんですよ」
スマートボールをした事がない岡崎に
そのかが簡単に説明をする
「ビンゴゲームみたいなものか」
「あっ、ちゃんと聞いて下さい、岡崎くん」
そのかの話を半分程度に聞いて
始めてしまうのは
マイペースな岡崎らしいのだが
「先生は、スマートボールの
ご経験はおありですか?」
「そうだなぁ、輪投げほどではないが。
それなりに、出来るぞ?
何せ、小学生時代は輪投げの若葉と
呼ばれていた位だからな」
「じゃあさ。若葉チャン、
皆で勝負しようよ?揃えるんじゃなくて
玉を溝に入れた数で勝負しねぇ?」
そう彼の得意ジャンルなのか
宇梶が勝負をしようと持ち掛けて来て
「勝負?と言う事は、宇梶。
何か勝つと良い事でもあるのか?」
「それは、一番勝った奴が
決めりゃいいだろーがよ」
どうでもいいからさっさとさせろと
言いたげに石黒が言って来て
「でも、これ、台が全員分ねぇし、
ペアで、チーム戦でいいでしょ?」
確かにスマートボールの台は
全員分の数が無いので
宇梶がペアで勝負しようと言って来て
「あら。だったらそのかが
岡崎君と組めばいいわ。で、
私は石黒君と一緒でもいいかしら?」
「ねっ、姉さんが勝手に
ペアの相手を決めないでよッ」
ゆいかの言葉に 妹のそのかが
不満を露わにするが
必死な様子の そのかに対して
余裕しかない様子のゆいかが
にこにこと笑顔をそのかの方に向けて来る