この作品は18歳未満閲覧禁止です

  • テキストサイズ
Squall(スコール)〜ボクっ娘は雨に濡れて拾われる
第5章 雨
 午後になった。雨はまだ降っていた。遠くから雷の音まで聞こえてくる。
 
「あのう」
「なんだ」
「ごちそうさまでした」
「うん」

 ノートパソコンを抱えた征也がソファーにいた。スミカに興味を無くしたように、彼女へ目もくれずに画面を見ている。

「すごいおうちですね」
「そうだな」
「おっきくて立派で」
「そうだな」

 ザーッという雨の音、

「あのう」
「なんだ」
「キッチンはどこですか」
「なんで聞く」
「食器とか洗いたいので」

 やっと彼が顔を上げた。

「そこのドアを出て廊下を右手に行った突き当たりだ」
「はい」

 返事はしたが、スミカはまだ何か言いたそうにしている。征也の視線はすでに彼女を見ていない。

「あのう」
「なんだ」
「キッチン、遠いんですね」
「何が言いたい」
「いつもここで食事してるんですか」
/58ページ
無料で読める大人のケータイ官能小説とは?
無料で読める大人のケータイ官能小説は、ケータイやスマホ・パソコンから無料で気軽に読むことができるネット小説サイトです。
自分で書いた官能小説や体験談を簡単に公開、連載することができます。しおり機能やメッセージ機能など便利な機能も充実!
お気に入りの作品や作者を探して楽しんだり、自分が小説を公開してたくさんの人に読んでもらおう!

ケータイからアクセスしたい人は下のQRコードをスキャンしてね!!

スマートフォン対応!QRコード


公式Twitterあります

当サイトの公式Twitterもあります!
フォローよろしくお願いします。
>コチラから



TOPTOPへ