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Squall(スコール)〜ボクっ娘は雨に濡れて拾われる
第7章 雨上がる
古めかしい家屋敷にそぐわないモダンで普通のバスルームのわけは
「配管が古くなって伯父貴がリフォームしからだ。風呂は使いやすいのが一番だからだそうだ」
シャワーを浴び終え、着替えを済ませたスミカへ征也が教えてくれた。
窓のカーテンの向こうが明るくなっている。そばに寄って外を眺めたスミカの目に抜けるような青空が写った。
「雨が上がりましたね」
「うん?」
やってきた彼が彼女の隣に立った。かなりの身長差のある二人だ。青い空を眺めている彼の顔を、彼女はこっそり見上げた。
「あれだけの土砂降りだったのに綺麗に晴れたもんだ」
「はい。綺麗に晴れました」
「おまえ。風邪とか引いてねえか」
言うが早いか、彼は彼女のおでこに手を当てた。
「あ…」
どきどきしている胸を押さえてじっとしていると
「熱はねえな。良かったぜ」
ニッと彼が笑った。
「配管が古くなって伯父貴がリフォームしからだ。風呂は使いやすいのが一番だからだそうだ」
シャワーを浴び終え、着替えを済ませたスミカへ征也が教えてくれた。
窓のカーテンの向こうが明るくなっている。そばに寄って外を眺めたスミカの目に抜けるような青空が写った。
「雨が上がりましたね」
「うん?」
やってきた彼が彼女の隣に立った。かなりの身長差のある二人だ。青い空を眺めている彼の顔を、彼女はこっそり見上げた。
「あれだけの土砂降りだったのに綺麗に晴れたもんだ」
「はい。綺麗に晴れました」
「おまえ。風邪とか引いてねえか」
言うが早いか、彼は彼女のおでこに手を当てた。
「あ…」
どきどきしている胸を押さえてじっとしていると
「熱はねえな。良かったぜ」
ニッと彼が笑った。