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第34章 ４/３ 8：00

祐希が、会社に着き、就業時間になった。
朝礼に、友里恵の姿がない。
今日は、田中課長は遅れてきます。
仕事がはじまる。
祐希の仕事は、山田さんと倉庫の在庫チェックとなった。
山田さんが「浅井くん行くわよ」
祐希と山田さんと島さんと三人で倉庫に向かった。
島さんも今年入社した新人である。
山田さんが、「浅井くん、まず、その端の棚からやるから、段ボール降ろしといて！」
祐希　　「はい。」と返事をして、棚の段ボールを降ろした。
始めは、おとなしく山田さんの事を聞いていたが、段ボールを降りて中身を数えて記録して元に戻すの連続である。
祐希の後ろでは、山田さんと島さんがずっとおしゃべりしている。
島さんが気まずそうに、祐希を手伝いに向かおうとすると、山田さんが「浅井くんに任せとけばいいのよ」と言い、山田さんと島さんはおしゃべりを続けた。
祐希が1人で半分位終わると「先輩達も手伝って下さい」というと、
山田　　「在庫管理も重要な仕事よ。私達がすれば速く終わるだけと、あなたの為に手伝ってないの。　しっかりがんばりなさい。」
山田か島に「生意気ね！」
結局、最後まで祐希1人ですることになる。
汗をかきながら在庫チェックが終わるまで2時間から３時間かかりデスクに戻った。