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雨宮さんちのバレンタインとホワイトデー
第12章 温泉×ゆかたえっち…*

「可愛い、ののか。
俺のキスでそうなっちゃってる
ののかを見るのがさ、
俺さ好きなんだよね。そんな俺は、
どうしようもないって思う?」

「んッ、でもッ…透真ぁ。
それ…止めるつもりで
言ってないッ…ンぁ、
はぁ、あぁんッ、よ…ねぇ?」

そう涙目になりながら
恨み言の様に彼女が訴えかけて来て
その目尻にちゅ…とキスを落とした

「嫌?こんな俺は…嫌い?
分かってて、知っててそれを
しちゃうんだけど。許してくれる…?
ののか、こんなダメな俺をさ、
ののかは、受け入れてくれるよね?」

そう透真が耳元で囁いて来て
ゾクゾクと鼓膜を揺らすその声が
首から背筋へと抜けて行く

その声も 言い方も
下から強請る様な 乞う様な
そんな言い方なのに…だ

そうして欲しいと求められていて

それをする事を受け入れさせてくる

命令…の様にも感じる

懇願する様な強要…なのだ


「ののか、好き…いいでしょ?」

「んッ、はぁ、透真…」

キスがそのまま首筋を下って
チュウッ…と吸い付かれて
首筋に赤い跡を残される

首筋から鎖骨にキスが下って来て
胸に辿り着くと グイっと
両胸を中央に寄せられて
左右の胸の先を近付けると

両方の胸の先の部分を
一度に舌で舐められてしまう

「ふぁ、あぁんっ、あぁんッ」

「こうした方が…えっちじゃない?」

透真がそう言って
ののかの両腕を胸の下で
クロスさせる様にして
その交差する部分を片手で掴むと

ねっとりと胸の先の部分を舐め上げて来る

「ののか、目、開けてさ
見てみてよ?えっちだよ?」

透真が目を開けて
見てみてよと促して来て

薄目を開くと

腕を纏めて掴まれて
胸の先を舐められてる訳でしかなくて

思わず身じろぐも
それを許しては貰える訳もなくて
両腕を纏めて掴んでいる手で
ギュッと押さえ込まれた

ゾワゾワと背筋が震えるのが分かる

「嫌?…手、放して欲しい?」

ペロッとそう言い終わって
また胸の先の部分を舐められて

「ひゃぁああぁん、あぁん、
嫌じゃないけどッ、ンんッ」

「ちょっと、無理やりぽい…感じも
好きだもんね。ののかはさ」

「やぁ、言わないでっ、…違うッの、
んっ、あぁ、んッ、あぁあんッ」

そう反論はしてみるが
逆らえないと感じている自分がいて…
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