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雨宮さんちのバレンタインとホワイトデー
第12章 温泉×ゆかたえっち…*
シュルっと透真が
私の腕の自由を奪っていた
丹前帯を解くと
素肌の上に 浴衣をまた
キチンと着せ直してくれた
「どうする?ののか。
小腹が空いたんじゃない?
喉もあれだけ喘いで乾いたんじゃない?」
「え。あ…、確かにちょっと
小腹空いたけど、もしかして」
夕食の時の遺していた
あの巨大なプリンを
備え付けの冷蔵庫から
透真が嬉しそうに出して来て
それを 畳の小上がりの
テーブルの上に置いて
自分の膝の上にののかに
座る様にと促して来て
おいでおいでと手招きをして来るから
どうにも 彼には
私にプリンを食べさせたいと言う
意味以上の意味がありそうな気がしつつも
畳の上で胡坐を掻いた
透真の膝の上に座ると
透真がスプーンでプリンをすくって
ののかの顔の前に持って来るので
そこまでお腹が空いたって訳でもないけど
日持ちがするって訳でもないし
あーんと口を開けると
口の中にプリンを入れられてしまって
また 今度は沢山
ひとさじで掬っていて
それを自分の口に入れる
「プリン、美味しいね…透真」
「まだ、沢山あるから食べようよ。
これを食べたら…また、えっち
するでしょ…?プリンの分の運動」
その為のエネルギー補給とでも
言いたげにパクパクと
透真が大きなプリンの残骸を
次々に平らげて行くのが分かる
「もう、透真、そんなんばっかじゃん」
「だけど、俺のそんなところが
…良くてののかはさ、
俺を選んでくれたんじゃないの?」
「もぅ、そこだけじゃないよ?」
「そうなの?」
「まぁ…、そこも…好きだけどね?」
「本当に?」
そう言って嬉しそうな顔してるから
透真は相変わらず透真だなって思っちゃう
透真と2人の夫婦になってからの
初めてのホワイトデーは
それこそ こんな感じで過ぎて行って
その夜は…殆ど眠る事も無く
透真に 愛され尽くしてしまう
羽目となってしまった
今年の ホワイトデーは
貴方の事を
もっと 好きになった
そんな
ホワイトデーだった
そんな 今年のホワイトデー
ー おしまい ー
私の腕の自由を奪っていた
丹前帯を解くと
素肌の上に 浴衣をまた
キチンと着せ直してくれた
「どうする?ののか。
小腹が空いたんじゃない?
喉もあれだけ喘いで乾いたんじゃない?」
「え。あ…、確かにちょっと
小腹空いたけど、もしかして」
夕食の時の遺していた
あの巨大なプリンを
備え付けの冷蔵庫から
透真が嬉しそうに出して来て
それを 畳の小上がりの
テーブルの上に置いて
自分の膝の上にののかに
座る様にと促して来て
おいでおいでと手招きをして来るから
どうにも 彼には
私にプリンを食べさせたいと言う
意味以上の意味がありそうな気がしつつも
畳の上で胡坐を掻いた
透真の膝の上に座ると
透真がスプーンでプリンをすくって
ののかの顔の前に持って来るので
そこまでお腹が空いたって訳でもないけど
日持ちがするって訳でもないし
あーんと口を開けると
口の中にプリンを入れられてしまって
また 今度は沢山
ひとさじで掬っていて
それを自分の口に入れる
「プリン、美味しいね…透真」
「まだ、沢山あるから食べようよ。
これを食べたら…また、えっち
するでしょ…?プリンの分の運動」
その為のエネルギー補給とでも
言いたげにパクパクと
透真が大きなプリンの残骸を
次々に平らげて行くのが分かる
「もう、透真、そんなんばっかじゃん」
「だけど、俺のそんなところが
…良くてののかはさ、
俺を選んでくれたんじゃないの?」
「もぅ、そこだけじゃないよ?」
「そうなの?」
「まぁ…、そこも…好きだけどね?」
「本当に?」
そう言って嬉しそうな顔してるから
透真は相変わらず透真だなって思っちゃう
透真と2人の夫婦になってからの
初めてのホワイトデーは
それこそ こんな感じで過ぎて行って
その夜は…殆ど眠る事も無く
透真に 愛され尽くしてしまう
羽目となってしまった
今年の ホワイトデーは
貴方の事を
もっと 好きになった
そんな
ホワイトデーだった
そんな 今年のホワイトデー
ー おしまい ー