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『私』の掃き溜め
第35章 とあるアラフォー夫婦のデート…の話

別のテーブルのカップルの
男性が頼んでたのが、ピラフで。
そのピラフもボリュームがバグってた。
あんなそびえ立つ山になってるピラフ
見たことないですよ、マジで。
山じゃん、んでもって
山の上にオムレツ乗ってるじゃん。
旦那さん、ラーメン食べに行くと
替え玉注文して、ライスつける人だけど。
沢山食べる旦那さんでも、
丁度いい量って言ってから
良かったなって思ったんだけど。
お腹いっぱい食べてこの値段って
満足度凄いなって思いながら。
お土産に…、レジ横で売っていた
アーモンドバターと
アーモンドバターフィナンシェを
買って帰ったので、良い値段に
なってたんですけどもね?
子供達はお留守番を、
お祖父ちゃんとしてて貰ったので。
明日の朝には、アーモンドトーストを
焼いてあげる…つもりにしてる。
お店を出ると、後は…
する事を致して帰るだけなんだけど。
姫路の…ラブホテルじゃなくて、
地元のラブホテルがいいと言うので。
○○と××ならどっちがいいと言われて。
前に…最後にした時に行った方の
ラブホテルを…お願いしたのだが。
パネルの前で、どの部屋にするってなって。
開いてる部屋はどれも値段一緒で
同じグレードの部屋だったので。
甲乙をつけがたい感じだったんだけど。
じゃあ、こっちかこっちなら?と言われて。
そっちかそっちなら、こっちと。
「何で、そっちかそっちなん?」って
指定した理由を聞いたら。
『これ、こう言う、無駄なスペースがな、
する時に気になってまうから…気が散る』
と…とある部屋のベッドの横にある、
謎のショーケースの柱×2本を指差して居て。
選んだお部屋は…、フロントすぐ前の
一番近いお部屋…だったんだけど。
『これ、嫁さん大丈夫?
声、外に丸聞こえなるかもよ?』
内心、自分がここかそっちって
言ったんやんって思ったのではあるが。
外に漏れた所で、自分は中に居るんだし。
あら、お盛んねって思われる程度やないのかと。
そんな心配をしながら入ったら、
ドアの先は廊下で、
更にもう一枚ドアがあったので。
声が外に駄々洩れる心配はなさそうだった。

